伝わる人には伝わるメッセージ5


手を伸ばそうともつかめないものがあり、

目の前に現れているのに手にできないものがあり、

心が苛立ちはちきれそうになる。

痛みにも限界があり

もうすべてが闇に包まれてしまうとき、

人は本当の力というものを表に出すことができるのかもしれない。

決して自分では見つけることのできなかった力が、

ふつふつと湧き出てくるのだ。

もうその流れは誰にも自分にでさえも止めることはできないであろう。

マグマの底の底のその怒りと隣り合わせになっている希望が目を覚まし、

鳥のさえずりを心地良く聞きながら散歩するような

まるでかけ離れたその世界に花が開くとき

人は変化というもに惑わされなくなる。

変化というものを人は怖がるが、

その変化は人を美しく清らかにしていくものだとハートで気づくだろう。

川の水が石にぶつかり、流れが止まるどころか

勢いにのって遠くへと旅をする。

人の人生も同じようなもの。

石や流木や落ち葉などがその川のその行き先を方向付けてくれるものなのだ。

涙がその頬を流れ、精一杯唇をかみしめるとき、

ただ悲しみで溢れるのではなく、

その背中を押してくれている存在があることにも

ほんの少しでいい、見てほしいのだ。

にぎりしめたこぶしがほどけなくても良い。

悲しみを喜びに変えようとしなくて良い。

だた、この世界には色んな彩があるものなのだと

片隅に知っておくだけで救いは訪れるのだから。

どうかあきらめないでほしい。

まだ色づけを終えてはいけない。

こんなにもたくさんの色があるのだと身をもって体験できる、

それがこの世界だけの幸運であり、特権なのだから。